デニス・ミッチェル

90年代のアメリカ陸上界に君臨した名選手の一人。身長は175cmと日本人とあまり変わらないため、当時日本人が手本にするのはミッチェルがいいといわれていたこともある。ルイスは188cm、クリスティーは189cmと時のトップスプリンターはかなり大柄だった。

彼の特徴は、なんといっても抜群のスタートだ。10m地点では彼の前に出る者は誰もいなかった。そのスタートを支えていたのが驚異的なピッチだ。圧倒的な回転数であっという間に先頭に踊り出た。

しかも、レース全体を通じてハイピッチで押し切るのではなく、途中からは大きなストライドの走りをしていた。その結果が100mを45~46歩で走りきるというデータに現れている。

これは現世界記録保持者アサファ・パウエル(190cm)とほとんど変わらない。末續選手(178cm)と比べると1歩少ない。(VTRから目測)

91年世界陸上では、60~70m区間の平均ピッチ・ストライドで身長では10cm以上劣るカール・ルイスとほぼ同じ値であった。最高速度もスタートが速いわりに、70~80m地点で出現している。(世界一流競技者の技術より)

ハイピッチかつ大きなストライドを可能にできる技術を持った優れたスプリンターであったといえるだろう。
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by taji-kistan | 2006-10-30 12:52 | かけっこ【2007更新停止】
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