統計学をおさらいしていたら、標準偏差、偏差値、標準得点・・・といつのまにかセンター試験の得点調整に行き着いた。
大学入試センターによれば、同一グループの科目間で20点以上の平均点差が生じ、これが問題の難易差に基づくものと認められる場合には、得点調整と呼ばれる統計的処理が行われる 地理歴史のB科目:日本史、世界史、地理の間 「公民」現代社会、政治経済、倫理の間 理科のI科目:物理、生物、化学、地学の間 で点差があった場合ね。日本史と物理に20点差があってもそれは関係なし。 得点調整を行うことが決定した場合には、対象となるグループ内で平均点が最高の科目と最低の科目の差を15点となるように(15点ってのがいわゆる想定の範囲内ってやつ)、そのグループ内の科目を受験した者全員の得点が調整される。その場合は、中間の1ないし2科目も点数が調整される。 実際1998年のセンター試験では、地理B77.13点に対して、日本史B56.13点で20点以上の差が生じたので、日本史と中間にあった世界史の点数がアップする方向で点数調整が行われた。このとき日本史で平均近い56点だった人は63点に点数がアップしたことになる。 でも、正直得点調整なんかするぐらいなら、はじめから全部受けさせろと。昨今の履修逃れ(あまりにも確信犯なのでもはや履修漏れとは言わないらしい)問題もあるしね。 そもそも、生物と化学の点数を比べるなんてどう考えたってあり得ないでしょ。どういう根拠で選択性にしているのか。相関とかちゃんと調べてるの? 生物ばっかりやってたら化学のテストは平気で0点とっちゃうよ。逆も然りだし。 大学の入試では、この科目をとった人から何人ずつ合格させるというのをちゃんと決めているところもあるらしいけど、センター試験はそうではないから、まったくおかしな話だ。 最後はまた怒りに身を任せて指を動かしてしまった。失敬。
by taji-kistan
| 2006-11-28 02:53
| 日常の出来事
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