アサファ・パウエル【Asafa Powell】

最近の記録とその歩数。
9"77...1.6...45~46-05年世界新 
9"77...1.5...45+  -06.6.11
9"85...0.1...45~46-06GL Paris
9"86..-0.5...45~46-06GL Berlin
9"89...0.9...45~46-06IAAF Final

※45+は45歩の接地中に,45~46は空中でゴールしている。全部VTRから目測しているので厳密ではない。

風による変動があるものの、一流選手のピッチ・ストライドは精密機械のように確実だということが分かる。朝原選手が以前「一歩目失敗したらレースが全てダメになる」というようなことを言っていたのも頷ける。レースで実力を出す=自分のレースパターンで走りきるということなのだ。

自分のレースパターンの変動を見れば,シーズン内であればレースの成功失敗,シーズンごとであれば技術の上達具合がよく分かる指標だと思う。シーズン内にあまりにも歩数が違いすぎるのは技術が不安定であることになるし、シーズンを重ねてもピッチストライドともに変化していなければ進歩できていないことになる。もっともだいたいのスプリンターはこのような分析は当たり前のように行っているので、自分が何歩で100mを走るかくらいは最低知っておきたいところだ…と指導者じみたことをのたまってしまった(汗)

比較対象
9秒77(非公認)のガトリンは41~42歩
9秒78(これまた非公認)のモンゴメリーは48歩+
9秒79のグリーンは45~46歩
9秒79(非公認)のベン・ジョンソンは46~47歩
9秒84のベイリーは44歩+
9秒86のカール・ルイスは43歩+

10秒00の伊東浩司は44~45歩
10秒02の朝原宣治は46歩+
10秒03の末續慎吾は46~47歩

100mの平均ピッチを比較すると、末續の10秒03時の約4.63Hzとパウエルの9秒77時の約4.61Hzがほぼ同じピッチだ。190センチの大男が末續と全く同じピッチで走っているのだ。そりゃー勝てるはずがない。

あとはいろいろと見比べて解釈してほしい。
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by taji-kistan | 2006-12-22 00:41 | かけっこ【2007更新停止】
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