1.カール・ルイスUSA9.93 +0.9
2.レイモンド・スチュワートJAM10.08 3.リンフォード・クリスティーGBR10.14 4.A・コバッチ HGR 10.20 5.V・ブリズギンURS10.25 6.L・マクレー USA 10.34 7.P・パボーニ ITA16.23 ベン・ジョンソンCAN9.83 ※ソウル五輪のドーピング違反により無効 この頃は全世界がルイスVSジョンソンに湧いていた。このレースも2人の対決に興味は集中していたことだろう。 レースはジョンソンの圧勝といえる内容だった。スタートで飛び出してそのまま独走。ドーピングの問題はここでは置いておいて、なんとも気持ちいい勝ち方だ。 ジョンソンがすさまじいスタートを見せる。いわゆるロケットスタートが炸裂した。しかしルイスもこの時は抜群のスタートを見せた。後半型のスイスが前半ですでに上位におり、50mではジョンソン以外は前にいなかった。 50m時点で主役はジョンソンとルイスにしぼられていた。 後半に強いルイスなら逆転可能な差にも思えた。 いつものようにルイスが抜き去るのか?しかし差がなかなか縮まらない、 80mを過ぎてもまだルイルが伸びてこない…もしかしたらこのままか? そしてとうとう差が縮まらないまま9秒83でジョンソンがゴール!!世界新!!!(後で幻に) ルイスも9秒93の好タイムでゴール。(後のジョンソンの失格により、この時点でカルビン・スミスと共に世界記録保持者になる)しかしながら、最後は少しあきらめたようにも見えた。 レース展開とは関係ないが、この頃は黒人に混じってソ連、ハンガリー、イタリアの選手が決勝に残っていることも興味深い。91年大会以降は、決勝が黒人で占められることが多くなり、世界大会の100m決勝で白人が複数走った最後の大会となった。
by taji-kistan
| 2006-11-10 18:39
| かけっこ【2007更新停止】
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