adduction=内転 abduction=外転
おそらく辞書で意味を調べると、よっぽど頭がいい辞書じゃないと、 adduction:引用 abduction:誘拐 とちんぷんかんぷんな意味が載っているだけだろう。もっとも、最近では、ネットで検索したら解剖学系のページが相当数ヒットするから困らないっちゃ困らないけど。 ついでに、とある洋書の巻末にこんな説明が載っていた。 abduction Movement of a limb away from the median plane of the body 四肢を身体の正中面から離す動作=外転 adduction Movement of a limb toward the median plane of the body 四肢を身体の正中面に向かわせる動作=内転 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-28 09:49
| 雑学のゴミ箱
統計学をおさらいしていたら、標準偏差、偏差値、標準得点・・・といつのまにかセンター試験の得点調整に行き着いた。
大学入試センターによれば、同一グループの科目間で20点以上の平均点差が生じ、これが問題の難易差に基づくものと認められる場合には、得点調整と呼ばれる統計的処理が行われる 地理歴史のB科目:日本史、世界史、地理の間 「公民」現代社会、政治経済、倫理の間 理科のI科目:物理、生物、化学、地学の間 で点差があった場合ね。日本史と物理に20点差があってもそれは関係なし。 得点調整を行うことが決定した場合には、対象となるグループ内で平均点が最高の科目と最低の科目の差を15点となるように(15点ってのがいわゆる想定の範囲内ってやつ)、そのグループ内の科目を受験した者全員の得点が調整される。その場合は、中間の1ないし2科目も点数が調整される。 実際1998年のセンター試験では、地理B77.13点に対して、日本史B56.13点で20点以上の差が生じたので、日本史と中間にあった世界史の点数がアップする方向で点数調整が行われた。このとき日本史で平均近い56点だった人は63点に点数がアップしたことになる。 でも、正直得点調整なんかするぐらいなら、はじめから全部受けさせろと。昨今の履修逃れ(あまりにも確信犯なのでもはや履修漏れとは言わないらしい)問題もあるしね。 そもそも、生物と化学の点数を比べるなんてどう考えたってあり得ないでしょ。どういう根拠で選択性にしているのか。相関とかちゃんと調べてるの? 生物ばっかりやってたら化学のテストは平気で0点とっちゃうよ。逆も然りだし。 大学の入試では、この科目をとった人から何人ずつ合格させるというのをちゃんと決めているところもあるらしいけど、センター試験はそうではないから、まったくおかしな話だ。 最後はまた怒りに身を任せて指を動かしてしまった。失敬。 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-28 02:53
| 日常の出来事
最近やたらと使われている(気がする)のが
『くじ引き談合』と『やらせ質問』。 くじ引き談合は奈良県が公共工事の落札業者を選別するためにくじ引きを行っていたとかいう話で、 やらせ質問は政府が行うタウンミーティングがらみでやらせの質問があったことについてだ。 くじ引き談合については、スクープしたJNN(TBSを中心とした放送網)系があまりにも見え見えに前面に押し出していてちょっとヤな感じがする。 それにしても、キャッチーなフレーズだな。 『くじ引き』も『談合』もありふれた言葉なのに、その二つの言葉が組み合わさって、特定の状況を表す新しい意味が生まれるんだから。 ちょっと女神転生とかドラクエモンスターズをプレイするときのわくわくと似たものを感じるね。 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-27 02:10
| 日常の出来事
松坂投手は約60億円でレッドソックス球団が落札
あくまでこれは西武球団に入るお金。あまりにも高額でびっくりしてしまうが、レッドソックス球団が西武の松坂を手放してしまう損失に見合う額と、自軍が松坂を補強することによって生じる利益を勘案してこの額にしたのだろうから、素人が口をはさむことではないな。 いざなぎ景気超え 昨日テレビでGDPの話をしていたが、結局消費は伸びていないらしい。輸出や設備投資が好調でも給料には反映されていないからとのこと。まだ各企業とも半信半疑の状況で、プールしている資金を手元にため込んでいる状況なのだそうだ。お金はあるけど老後が心配だから貯金しておこうって心理とさして変わらないね。その資金が動き出すにはもっと景気がよくなる必要があるのかな? CO2排出権について 今日の日経新聞の一面特集記事で、欧州では二酸化炭素(CO2)を地中に埋め戻すことで排出量を減らそうとしていて、それが認められると、排出権の売買でめちゃくちゃ有利になるらしい。そういう考え方もありかとちょっと目からウロコだった。出す量を減らす技術しか思い浮かばない頭の固い自分がふがいない。 だからそれってゆとり教育なんじゃ… 同じく今日の日経新聞の社会面、「いじめをなくすためには集団型の体験学習の機会を増やす必要がある」的な発言をした識者の方がいた。それを学校でやろうとして、5教科の授業数が減って学力低下が騒がれているのですが…? ▲
by taji-kistan
| 2006-11-15 12:43
| 日常の出来事
ザチオルスキー著「スポーツマンと体力」(1972)
II・4スピード養成に関連した筋力,技術トレーニングより 外部抵抗が小さくなると速度が上がって発揮される力が弱くなり、外部抵抗が大きくなれば速度が遅くなり発揮される力は大きくなるという有名な双曲線と共に、ホーホムート(1962)が行った実験の結果が紹介されている。 ここで重要なのは、速度が最小になる最大筋力を鍛えても最大速度は変わらず、 逆に、発揮筋力が最小になる最大速度を鍛えても最大筋力は変化しないということだ。 その例として、投擲物の重い砲丸投げの投擲距離は筋力に比例するが投擲物が軽いヤリ投げ(砲丸は約7.25kgVSヤリは約800g)では最大筋力と競技記録との間に顕著な関係がみられないと述べている。 また、筋力は上がりやすいがスピードを上げるのが難しいということを、ウェイトリフティングと100m走の世界記録の30年間での伸び率(WL20~30%VS100m2%)を挙げて説明している。 ではスピードを上げるためにどうしたらいいかというと、正規の条件での運動パターンを狂わせない程度の重さで最大の速度で運動を行うこと(=動的筋力トレーニング)である。 例えば、ヤリよりは少し重い砲丸をヤリ投げと同じ要領で投げることなどである。 同様に水泳では、陸上でうつ伏せになりチューブの抵抗をかけて水中のストローク運動に似た運動を行ったところ、筋力の増加と水泳速度との間に相関がみられたという。 このような運動は技術の感性と体力が養成されるため、ジヤチコフが「同時促進法」と名づけている。 (引用ここまで) 短距離走でいうならば、負荷のないエアバイクをどんなにフル回転させても、逆にめちゃくちゃ重いソリを一生懸命ひっぱっても実際の走りの速さには結びつかないってところか。 タイヤ引きでは、ちょうど重さが自分に合ってた人は記録が伸びるけど、重すぎたり軽すぎたりするとあんまり効果がない。うちの高校でもタイヤ引きリレーなんてやってたけど、せいぜい男女で重さを変えてたくらいで、最適な負荷が選択されていたとは言えないな・・・ ウェイトトレーニングでちょっと軽い重さでできるだけ速く動かすトレーニングをするのは、まさに今回紹介したことを実践していることになる。 筋力を上げて、次に速度を上げたらいいのではないかと思いがちで、実際に冬期トレーニング等でそういうトレーニング方法を行っている人も多いが、盲点がある。 せっかく筋力をアップさせてもその間に速度は落ちつづけ、落ちた速度を元の水準まで戻してさらに引き上げているうちに今度は筋力が落ち、結果的にどちらともあまり変わっていないという事態に陥る可能性があるということだ。筋力トレーニングの効果がなくなる前に速度の養成をしなければ意味がなくなってしまう。 あるいは、あんまりこの言葉使っているのを聞いたこと無いけど「同時促進法」を用いて、筋力・速度ともに養成していく方法をとることになるわけやね。 しかしながら、旧ソ連の研究者たちはひたすらに実験を繰り返して、こういう結果になりました、ということを膨大な量積み上げてきた。 超回復というスポーツ選手になら有名な話もそうだし、今回の話でも、負荷なしでトレーニングした群と最大負荷でトレーニングした群と、運動が目的とする動作と変わらない負荷でトレーニングした群にわけ、実際にやってみたわけである。 そしてその恩恵を今あずかっているわけだ。 過去の実験の中には今だったら倫理面でひっかかってできないものもあるし、とても一流選手を使ってそんな実験させられねーって内容のものもある。 当時の勤勉なソ連の研究者に感謝である。 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-14 16:48
| かけっこ【2007更新停止】
竹内一郎著の文庫本。
タイトルで売ろうとしているのは最近の流行だろう。過激なタイトルに見えるが、中身は引用をしっかりして学術的なつくりになっている。 とても読みやすく、受け売りするにはもってこいの内容だ。読むのが遅い自分でも2時間くらいで読めた。 コミュニケーションがうまい人ならなんとなく気にしているだろうし、あーそれどっかで聞いたことあるっていうのが多く物足りない部分もあるだろうが、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションについてのレビューという感じで、これ一冊を読んで興味あるところをもう少し勉強してみたらいいと思う。 マンガや演出に見られる技法、日本の文化論、色や臭い、マナーなど日常の例がよく出てきている。初めて聞いたらあーなるほどと思えることも多い。 でも、見た目が9割ということは、裏を返せば見た目を注意すれば相手を騙せるということだ。身近なところではやり手の営業マン、さらにいえば詐欺師などは見た目の重要性をよく分かっていてそれを巧みに使って相手を騙しているといえる。(騙すって営業マンに失礼かな…) あんまり、この本を見てその通りに行動すると、「あいつ、本の受け売りしてるな」と見透かされて余計に恥ずかしい思いをするかもしれない、ということだけは注意したい。 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-13 13:00
| 図書室
豊島区の学校では警察や教員が校内を巡回中だそうだ。見え透いた「対応やってます」ってスタンドプレーだ。そんなの保護者に、「お子さんがいなくなったら教えてください」と通達しとけばなにかあった時分かるじゃんか。それをわざわざ巡回とかふだんしないようなことをして、頑張ってます的な発想がホントに気持ち悪い。
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by taji-kistan
| 2006-11-11 22:20
| 日常の出来事
1673年に中国の隠元(いんげん)禅師が長崎にやってきた際に持ってきたのでインゲン豆。
へー。 ちなみに、日本では北海道が生産量の90%を占めているらしい。 by wikipedia ▲
by taji-kistan
| 2006-11-11 15:44
| 雑学のゴミ箱
1.カール・ルイスUSA9.93 +0.9
2.レイモンド・スチュワートJAM10.08 3.リンフォード・クリスティーGBR10.14 4.A・コバッチ HGR 10.20 5.V・ブリズギンURS10.25 6.L・マクレー USA 10.34 7.P・パボーニ ITA16.23 ベン・ジョンソンCAN9.83 ※ソウル五輪のドーピング違反により無効 この頃は全世界がルイスVSジョンソンに湧いていた。このレースも2人の対決に興味は集中していたことだろう。 レースはジョンソンの圧勝といえる内容だった。スタートで飛び出してそのまま独走。ドーピングの問題はここでは置いておいて、なんとも気持ちいい勝ち方だ。 ジョンソンがすさまじいスタートを見せる。いわゆるロケットスタートが炸裂した。しかしルイスもこの時は抜群のスタートを見せた。後半型のスイスが前半ですでに上位におり、50mではジョンソン以外は前にいなかった。 50m時点で主役はジョンソンとルイスにしぼられていた。 後半に強いルイスなら逆転可能な差にも思えた。 いつものようにルイスが抜き去るのか?しかし差がなかなか縮まらない、 80mを過ぎてもまだルイルが伸びてこない…もしかしたらこのままか? そしてとうとう差が縮まらないまま9秒83でジョンソンがゴール!!世界新!!!(後で幻に) ルイスも9秒93の好タイムでゴール。(後のジョンソンの失格により、この時点でカルビン・スミスと共に世界記録保持者になる)しかしながら、最後は少しあきらめたようにも見えた。 レース展開とは関係ないが、この頃は黒人に混じってソ連、ハンガリー、イタリアの選手が決勝に残っていることも興味深い。91年大会以降は、決勝が黒人で占められることが多くなり、世界大会の100m決勝で白人が複数走った最後の大会となった。 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-10 18:39
| かけっこ【2007更新停止】
カール・ルイス 9秒86 (+1.2)
リロイ・バレル 9秒88 デニス・ミッチェル 9秒91 リンフォード・クリスティー 9秒92 フランク・フレデリクス 9秒95 レイモンド・スチュワート 9秒96 R・ダ・シルバ 10秒12 ブルーニー・スリン 10秒14 東京で行われたため多くの日本人がこのレースを見たことだろう。世界新記録樹立の歴史的瞬間は当時大きな話題となった。スーパースター、カール・ルイスが見事な勝利を収めた。9秒台で6人がゴールするというハイレベルなレースだったことでも有名だ。 レースは、ミッチェルとスチュワートが飛び出した。バレルもまずまずのスタートをみせた。それにクリスティー、フレデリクスあたりが続き、その後ろにカール・ルイスという形で進んでいく。下位の2選手は前半から上位争いに一度も絡むことなく終わってしまった。 序盤から中盤にかけては、ミッチェル、スチュワート、バレルの3人が先頭を引っ張った。 50m地点でルイスは6番手、先頭から0.07秒の差だ。 60m地点で先頭争いにクリスティーが加わり、フレデリクスがやや遅れてルイスの後方に下がった。 80m地点でついにルイスが先頭集団に追いついた。ここまでがんばっていたスチュワートは60m以降じわじわと失速し、この時点で先頭集団から脱落した。 90m地点、とうとうルイスが先頭に立つ。この時点で、ルイス9秒00、バレル9秒01、ミッチェル9秒02。 そしてゴール、ルイスは最後の10m区間でもバレルを0.01秒離した。 このレースで目立ったのはルイスの40m以降の強さだった。40~100mまでの各10m区間タイムは全選手中トップであった。先頭と最大0.09秒あった差を中盤以降の卓越したスプリント能力で逆転した形だ。 レース後半に前の選手にみるみる追いついていくルイスのイメージを鮮明に覚えている人も多いことだろう。 (データは「世界一流競技者の技術」を参照) 時代が前後してしまうが、93年大会でのルイスは、30m地点でこの時より0.07秒、60m地点では0.13秒も遅れている。 同レースを走ったクリスティー、ミッチェル、フレデリクスがこの時より0.02~3秒の遅れにとどまっていることから、条件面を考慮しても、93年大会でのルイスはスタートの出遅れと中間の加速という二重の失敗をしてしまったことは明らかだろう。 典型的な後半型のルイス、万能型のバレル、前半型のミッチェルが上位に顔をそろえる(ちなみにアメリカのメダル独占)という特徴的なレースでもあった。 ▲
by taji-kistan
| 2006-11-05 11:53
| かけっこ【2007更新停止】
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